ANAのマイルを貯めて特典航空券で海外に…そう思っていたのに満席で空席待ちだらけの画面でマイルが宝の持ち腐れになってしまっている方も多いのではないでしょうか。
今回こちらでは特典航空券で予約するにあたって、空席待ちをしていて席が確保される可能性は?またよく聞くけどプッシュってどういう意味?そんな疑問を持っている方のために紹介していきたいと思います。
コツをつかんで特典航空券で海外にぜひ行きたいですね。
ANA特典航空券国際線空席待ちで確保できる可能性は?
ANA国際線特典航空券の空席待ちが確保できる可能性ですが、単刀直入に結論から申し上げますと、限りなくゼロに近いといっても良いほど可能性は低いです。
しかし、人気路線であればあるほど予約枠解放のタイミング(約1年ほど前)で、かなり前から特典航空券の予約確保している人が多いのも確かで、結果的に予定が合わなくてキャンセルする人が一定数いるのも確かです。
そのキャンセルされた枠が、たまたま自分の順番に回ってくることも願うしかありません。
空席待ちの状況確認などをした時にどうしてもその日の便に乗りたいとアピールすると予約窓口の方が「プッシュしておきます」って言ってくれることがあります。
要はあなたを乗れるように上に推薦しておきますということです。
ステータスの違いで時々刻々と順位が変わってくるのは当然ですが、同じステータス内でもプッシュや状況によって優先度が変わってくることはありえそうですので窓口の方にプッシュをお願いするのも可能性を上げる1つの方法にもなり得ると考えられます。
ANA特典航空券国際線空席待ちとは?
国際線空席待ちの基本ルールは以下の通りです。(ANA公式サイト参照)
- 片道につき1便の空席待ちが可能。
空席待ち希望の便と同一区間に座席が確保できている便がある場合は、空席待ち予約ができない。 - 申し込み・預かり期限は、発券前なら第一区間出発の14日前まで、発券後なら空席待ちを希望する便の出発14日前まで。
- 席が用意できた時点で、登録済メールアドレスに通知される。
- 発券期限までに発券しないと予約が自動的にキャンセルになる。
- 発券手続きするまで、マイルは減算されない。
特典航空券の空席待ちの基本的なルールがあれば、意外と知られていないルールもあります。
このルールを知っていれば空席待ちの成功確率を把握する材料にも繋がるかもしれません。
空席待ちは全員分の座席が用意できないと確保されない
例えば、希望便のビジネスクラス特典航空券の空きが1席しか無い場合。
この便に対して、ビジネスクラス2名分の空席待ち予約をする場合、2名分が空席待ちとなり空いている1席を確保しておくことはできません。
全員分の座席=この場合は2名の座席が用意できていないからです。
この状態で、後から他の誰かが1名分のビジネスクラスの特典航空券を予約してしまった場合、その空席は取られてしまうことになります。
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空席待ちは上級会員が優先される
特典航空券の開放枠は上級会員の方が多いというのは有名ですが、空席待ちにおいても上級会員は優遇されています。
ANAマイレージクラブの場合、会員ステータスは上位順で以下の通りです。
ダイヤモンドメンバー
↓
プラチナメンバー
↓
スーパーフライヤーズ(SFC)
↓
ブロンズメンバー
↓
一般会員
国際航空券の空席待ちにおいても、ダイヤモンドメンバーが最優先となります。
つまり、一般会員がどんなに早い段階で空席待ち予約をしていようとも、後から空席待ち予約をしたダイヤモンドメンバーには勝てないということです。
特典航空券の開放枠は、アップグレード特典の枠と共通
特典航空券とは別に、有償航空券を手配した上で、マイルやアップグレードポイントを利用して上位クラスにアップグレード申請をかけることも可能です。
しかしアップグレード申請は座席に空きがあれば通るというものではなく、アップグレードできる席数にも限りがあります。
そのアップグレードの開放枠と特典航空券の開放枠は共通となります。
アップグレード申請は空きが出れば自動で席が確保されることになるので、空席待ちの可能性がちょっとだけ上がりますね。
特典航空券の開放枠は追加されることもある
特典航空券は、路線・シーズン・会員ステータス毎に基本的な開放枠数が決まっていますが、対象便に十分な空席がある場合、追加で特典航空券として枠が開放されることもあるようです。
枠が追加で開放されれば空席待ちの可能性も広がりますが、これにつきましては不確定要素が多いのであまり期待はできません。
ANA特典航空券国際線空席待ちでの激戦区って?
ANAで最も激戦といえばやはりホノルル 線なのではないでしょうか。
空席待ち24人なんてこともざらにあるようで、特典航空券で予約するのは至難の業のようです。
そして、同じ便に空席待ちしている人がどれくらいいるか?どんなステータスなのか?も便によって異なりますので、運としか言いようがありません。
どんなに空席待ち人数が多くても自分より上位ステータスがいなければ取れるかもしれないし、空席待ちが自分の他に1人しかいなくてもそれが上位ステータスの人だったら勝つことはできないし…と状況によって変わってきますね。
ただ、激戦区であればあるほど特典航空券枠も多いのも確かですし、とりあえず予約しておいて結果的に日程が合わずにキャンセルする方も多いと思いますのでその空席が回ってくることもあることはあるのです。
ANA特典航空券国際線空席待ちでの激戦区以外で予約とれる?
激戦区以外であっても、基本的に特典航空券の枠はどの路線も少ないと言われているため席の確保は難しいようです。
しかし、空席待ちはやってみないことには結果はわかりませんので下記で紹介しているいくつかのコツを駆使してチャレンジしてみてください。
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ANA特典航空券でチケットを予約するコツ裏技
特典航空券でチケットを予約するコツを紹介していきましょう。
2週間前からの直前予約を狙う
激戦区の特典航空券を取るためには、小まめに空席状況を確認するしかありません。
例えば、ホノルル線のビジネスクラスの特典航空券を例にあげると、2ヶ月以上前だとほとんど満席の状態ですが、約1ヶ月ほど前から稀に空席が出始め、すぐ埋まってしまうことが多いです。
そして2週間前を切ると、ちらほらとした頻度で空席が出てきます。
ここが最も特典航空券を取れる狙い目のタイミングです。
なぜ2週間前を切ると空席が増えるのかというと、空席待ちの預かり期限14日前を過ぎて空席待ちしている人がいなくなるためです。
つまり、この期間の予約は見つけた人の早い者勝ち状態なんです。
もちろんアップグレード申請で空席待ちをしている人がいれば空席は降りてきませんが、それがなければ先に空席を見つければいいという単純な話となります。
そして、空席待ち預かりの期限が過ぎるタイミングは、「片道のみ確保していた人の空席待ち」がキャンセルされ、その確保されていた片道が空席として降りてくるタイミングでもあります。
更に直前キャンセルする人も増えてくるタイミングなので、この2週間は空席を見つけやすいチャンスタイムとなります。
正直、空席待ちをするよりもこの直前予約の方が空席をゲットできる可能性が高いと思います。
激戦区の場合、空席が出てもすぐに埋まることが多いので、時間の許す限り小まめにチェックして、空きを見つけたら即座に確保することをオススメします。
クラス混在で検索し直す
希望便が空席待ちしかない場合は、予約クラスを落として検索することも一つの手です。
ビジネスクラスでホノルル 線を予約希望の場合はエコノミーやプレミアムエコノミーの検索してみましょう。
すると意外と空きがあったりします。
ホノルル線の新機材A380ではエコノミー・プレミアムエコノミーの特典航空券解放枠が多いので、ビジネスクラスより格段に予約が取りやすくなっているのです。
355日前予約で確実に特典航空券を取る
こちらに関しては予約するための裏技です。
まず、ANA特典航空券の枠が解放される355日前の9:00に、往路の予約と復路の予約を同日で取ります。
この時点で復路はダミー予約です。
復路の分は予約を取りたい日程の355日前の9:00に、日程変更をして予約を確定させるというやり方です。
しかしこの場合、日程がずれると必要マイル数や燃油サーチャージなどの諸税が変わってきますので、その分は追加もしくは払い戻しされますが、特典航空券には1年間という有効期限があり期限内に変更しようと思っても特典航空券での予約は至難の業ですので席を確保できなければキャンセル代として1人3,000マイルが必要です。
ですので確実に行ける日程でないと損をしてしまう可能性もありますので注意が必要です。
まとめ
- 特典航空券の空席待ちは順番関係なくステータス会員が優先になるため、一般の方はなかなか順番がまわってきません。
- 空席待ちの期限がすぎて席が確保できなかった場合でもあきらめずに直前まで自力でチェックしているとちらほらと空席が出てくることがあります。
- 確率が上がる確証はありませんが、予約時にプッシュしてもらうのも1つの手です。