シンガポールへの旅行が決まったら、観光ルート、持ち物リスト、気候に合わせた服装の
準備をされると思いますが、それに加えて目を通しておきたいのが、シンガポールにおける禁止事項、罰則事項です。
治安が良いとされているシンガポールですが、実は日本では問題にならないようなことでも、違反行為と看做され、たとえ旅行者であっても罰金や処罰の対象とされます。
治安がよいといわれるこの国では被害者になる心配だけではなく、知らず知らずのうちに違反行為を犯してしまうという心配があります。
今回は、持ち物や服装の他に罰則項などもまとめてみましたので、ぜひご旅行前の参考にしてください。
シンガポール観光で注意すべきポイント2019
海外旅行をする上で、スリやぼったくり、病気やケガや事故にあわないようにするのは、どの国でも当然のことですが、トロピカルのシンガポールならではの注意事項もあります。
シンガポール観光時の注意すべき治安は?
シンガポールでは
スリの被害にあいましたから、地元の人はそれなりにきをつけているのかしら?— namiko (@namikonamiko731) 2019年5月26日
シンガポールは治安が良いといっても、置き引きやスリはいるので要注意。パスポートとカード、財布は肌身離さず持つ。変な客引きは相手にしない。
— ひでさん (@deltaforceJP) 2018年1月28日
- いくら治安が良い国とはいえ、バッグの置き引きやスリには十分気を付けてください。
バッグや貴重品は、口が締まりやすく、抱えやすいものを選び、持ち物や貴重品は最小限にすることが重要です。
お財布も少量の現金とクレジットカードだけ持ちあるくと良いでしょう。
ちなみに、クレジットカードは、VISAかマスターカードなら、ホーカー以外の大体の飲食店で利用できます。
最近ではAmexも利用できるところは多いですが、ダイナースは使えないところがほとんどです。 - パスポートはコピーを準備しておきましょう。
ただしカジノに入場する場合など、オリジナルでないと無効の場合があります。 - 被害にあわないように注意するのは当然ですが、シンガポールでは、知らず知らずのうちに犯罪とみなされる行為を行って、自ら治安を害してしまう危険もありますので、以下のことには気をつけてください。
罰金だけでなく、拘束されてしまうケースもしばしばあります。
例えば公の場で、上半身裸になるだけで、わいせつ行為とみなされる場合もありますし、公務員に対して、暴言を吐くだけで執行妨害の罪に問われることもあります。
ドラッグについては、最高で死刑になることもあります。
万が一事故や事件に巻き込まれてしまった場合は、すぐに日本大使館に連絡してください。
- ガムの持ち込み
- MRT(電車やバス)内での飲食
- ポイ捨て
- 鳥への餌やり
- トイレの水を流さない
- 道路の横断
- 喫煙
- 深夜の飲酒
- タバコの持ち込み
- ドラッグ
- わいせつ行為
- 公務員やセキュリティ、タクシードライバーへの暴言、暴行
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シンガポール観光時の服装は?
- シンガポールの気温は、年間を通して26度~28度と温暖で、暑くなっても32度を超えることは少なく、とても過ごしやすい気候といえます。
しかしこの気候に慣れていない旅行者にとって湿度は高く感じられることもしばしば。
したがって服装は通気性の良いものや汗を吸収するTシャツやショートパンツがおすすめです。
長いスカートやジーンズなどは、暑いだけでなく、汗で歩きにくかったりします。
寺院を観光する場合はノースリーブがNGだったり、レストランによっては、男性のショートパンツがNGですので、観光の予定に合わせた服装を計画してください。 - 常夏だけど防寒具!
カーディガンやフリースなどの羽織りものは必須。
シンガポールでは、一歩室内に入ると、冷蔵庫並みに冷房が効いてますが、冷房のおかげで国民の生産性が高まり、発展途上国からわずか40年で先進国になれた要因とも言われております。
また冷房が効いていることが、おもてなしの一部という認識もありますので、頭の片隅に置いておくとよいでしょう。
シンガポール観光時に必要な持ち物は?
日本とシンガポールを比べて感じたこと
・トイレの紙がシンガポールは硬い、日本は柔らかい
・ほ乳瓶用給湯器が日本は適温、シンガポール高熱過ぎる。物が人に優しいのが日本
人が人に優しいのがシンガポール pic.twitter.com/g3vFKUKnku— ピュアじじい@ブロガー (@purejjijii_com) 2019年5月9日
シンガポールに来てから5箇所も虫刺され💦蚊なのかなぁ?心配😭
— くるみ (@kurumi_2015) 2019年5月1日
- 何かと便利なポケットティッシュやウェットティッシュ。
ホーカーなどのローカル屋台では、基本無料の紙ナプキンなどは設置されていませんし、テーブルの上に食べた後の食器が残されていることがほとんどです。
口や手を拭いたりするだけでなく、食べる前に使う食器や、テーブルを拭いたりすることにも便利ですので、ぜひある程度のポケットティッシュを持っていくと便利です。
逆にまた場所によっては、支払いの際ウェットティッシュ代が含まれていることがありますので、利用しない場合はその旨を申告するとチャージされません。
また公共のトイレでは、10~20セント払って、使用する分のトイレットペーパーをもらって入るところがありますが、慣れてない日本人にとって、うっかり紙をもらわずに入ってしまうこともあります。
そんな時もポケットティッシュがあると便利です。 - 緑が多い国なので、虫よけ対策も万全に。
シンガポールでは、飲食店や住宅では、害虫駆除が義務化されており、街中では徹底させれていますが、さすがに植物園や公園、ゴルフ場ではそうもいきません。
ジカ熱やデング熱の原因にもなりますので、緑の多いところを観光されるご予定の方はぜひ虫よけスプレーを持参したり着るものに工夫してください。 - 日よけとスコール対策に、折りたたみ傘を。
日本では暑さをしのぐために、帽子をかぶる方が多いですが、高温多湿のシンガポールでは、帽子をかぶるとかえって暑いので、そんな時は日傘がおすすめです。
また突然バケツをひっくり返したようなスコールが降ることもあります。
その際にどちらにも使える傘があると便利です。
この国ではおしゃれな晴雨兼用である必要はなく、雨用の傘で十分です。 - 便利なビーチサンダル
シンガポールの気候に慣れてない観光客にとって、靴下をはいて靴を履くのが暑く感じることがあります。
そんな時のために、ちょっと丈夫なビーチサンダルを持参することをお勧めします。
街中でビーチサンダルを履いて歩くのは全く恥ずかしくありません。
服装はばっちりなのに、視線を下にずらすと、ビーチサンダルというサラリーマンやOLもおりますし、デパートの中でもビーチサンダルを履いている人も多いです。
また急なスコールの時にも大いに活躍してくれます。
ただし、ちょっと良いレストランでは、ビーチサンダルやサンダルはドレスコードで禁止されている場合もあるので、事前にチェックするなど気を付けましょう。 - WIFIルーター
シンガポールでは、特に飲食店に入れば、大体どこのお店でも無料のWIFIが使えますが、街中で調べ物をしたいなどがあれば、日本でWIFIルーターをレンタルしてインターネットを使える環境にしておくと便利です。
もしSIMフリーの携帯をお使いであれば、空港でSIMカードを購入するのもおすすめです。
またシンガポールに住んでいるご友人などと一緒にいる場合は、日本と違い、ご友人の携帯をルーターにできる、テザリングが可能ですので、事前にご友人の方にご相談してみるとよいでしょう。
ルーターをレンタルする費用を節約できるかもしれません。
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シンガポールの国民性や特徴
シンガポールは客に笑顔サービスあった
店員さん同士もめちゃくちゃしゃべっててめっちゃウケてた
天下のシンガポール空港だからなのか
国民性?
日本は笑顔サービスあるけどたいてい店員さん同士はしんどそうやもんな
やっぱ国民性というか、就業環境の違いなのか— fünfmich (@amrcnaprlhm) 2019年5月5日
多民族国家のシンガポールの国民は、基本的に人との和を大事にしており、観光客に対しても寛大で優しい人々です。
公共の交通機関では、すぐに席を譲ってくれたりしますし、街中で道を聞いても親切に教えてくれます。
ただ、まったく悪気なく、間違った情報を教えてくれる場合もありますので、質問をする時は、そのことを念頭に置いておくとよいでしょう。
その他、シンガポールのタクシー事情
シンガポールでのタクシーは、日本に比べると安く利用でき、どんなに遠くに行ってもシンガポールドルで$40(3,200円)を超えることは滅多にありません。
タクシードライバーも、いろいろな人がいますが、基本良い人ばかりで、特に家族の旅行者にとってはとても便利な移動手段になります。
ただし、タクシー利用にあたり、いくつか心得ておくとよいことがありますので挙げておきます。
まず、タクシー料金についてです。
よく「多くとられた」という方がいますが、シンガポールのタクシーは、乗車場所、下車場所によって、また利用する曜日や時間帯によってなど、かなり細かい加算ルールが設定されております。
つまり利用時間によっては同じルートであっても高くなることがあります。
またシンガポールの道は、一方通行も多くあり、ぐるりと遠回りしないといけない場合もあります。もしぼったくりが心配な場合には、乗る際に、大体の金額を聞いて乗ると良いでしょう。
シフトチェンジといって、ドライバーの交代の時間帯や、スコールなどが降ってきたときなど、空車を意味する緑のランプを掲げていても、止まってくれないタクシーも多いです。
止まったとしても、行先を聞かれ「そっちはいかないので」と乗車拒否される場合も少なくはありません。
また泥酔しているお客は断られますので、ご注意ください。
確実にタクシーに乗りたい場合は、ホテルや飲食店のスタッフに事前に手配を依頼しておくと良いでしょう。
またシンガポールでは、Grab Taxiという携帯のアプリでタクシーを呼ぶ方法がメジャーになっています。
ピックアップの場所と、行先を入れて予約すると、金額が固定されますので、渋滞に巻き込まれたり、道を間違えて遠回りしても、ぼったくりされる心配がありません。
アプリの利用に抵抗のない方にはおすすめです。
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水や食中毒について
シンガポールの水道水は、そのまま飲んでも安全ですが、街中には多くのコンビニやフードコートで500mlのペットボトルが100円ほどで買うことができます。
特に暑さに慣れてない旅行者は、こまめに水を取ることをおすすめします。
フードコートでは、エアコンの効いてないところで調理されていますので、火が十分入ったようなものを食べることをお勧めします。
まとめ
- 治安がよいとされるシンガポールですが、安全で楽しい旅行にするためには、被害にあう心配だけでなく、禁止事項や違反行為についてもチェックしておく必要があります。
- 街中には、交番はほとんど見かけません。
すべてCCTVといわれる防犯カメラがいたるところに設置されています。
防犯だけでなく、違反行為もそこから見つけられることがありますので注意しましょう。 - 今シンガポールは、東京24区と言われるくらい、至るところに日系のお店が点在しています。
緊急時言葉が分からなくて困ったときなど、日本人スタッフがいることも多いので、日系のお店に助けを求めるのもいいでしょう。
逆に旅の初めに日系のお店を利用し、そこで働いているスタッフにおすすめ観光スポットなどを聞いてみるのも良いと思います。 - 旅行で来る際は、体が気候に慣れていなかったり、普段食べないものを食べたりしますので、服装や持ち物を工夫し、ご自分の体調や体力と相談しながら、旅の日程を組むようにするとよいでしょう。